飾らない美しさ
- 2015/01/27
- 14:41
特別高価な家具やインテリアは何もないのに 美しい佇まいの家があります。
私の祖父母の家がそうでした。
昭和の古い家で 昔 馬を飼っていた名残りで土間はゆうに20畳ほどです。
人の集う部屋には囲炉裏があり いつも大きな薬缶にお湯が沸いていました。
廊下は年月を経た床板が光り 台所には採れたての野菜が置いてありました。
振り子時計は 一時間ごとにボーン ボーンと広い家に鳴り響きます。
古い広い家を飾るものはなにもありません。
座り心地のよいソファーもありません。
飾るものは何もなかったけれど 使い込まれたひとつひとつの物は そこにあるだけで
絵になり 囲炉裏の周りで火番をする祖父は 小さくて薄い座布団に座っていましたが
とても居心地がよさそうにいつまででもそこで火を眺めていました。
今ならわかる 祖父母の家の美しさ。
もう 祖父母の家は現代の暮らしにあった形にリフォームされ あの頃の佇まいでは
ありません。
でも 私の記憶にしっかり刻まれ その記憶は年月に色あせることなく 逆に鮮明に
なっていくのです。
全ては受け継がれなくても 飾らない美しさという究極のインテリアを教えてくれた
祖父母の暮らし。
今を生きる 私自身の生き方に 少しでも活かしたいと思うのです。
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私の祖父母の家がそうでした。
昭和の古い家で 昔 馬を飼っていた名残りで土間はゆうに20畳ほどです。
人の集う部屋には囲炉裏があり いつも大きな薬缶にお湯が沸いていました。
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振り子時計は 一時間ごとにボーン ボーンと広い家に鳴り響きます。
古い広い家を飾るものはなにもありません。
座り心地のよいソファーもありません。
飾るものは何もなかったけれど 使い込まれたひとつひとつの物は そこにあるだけで
絵になり 囲炉裏の周りで火番をする祖父は 小さくて薄い座布団に座っていましたが
とても居心地がよさそうにいつまででもそこで火を眺めていました。
今ならわかる 祖父母の家の美しさ。
もう 祖父母の家は現代の暮らしにあった形にリフォームされ あの頃の佇まいでは
ありません。
でも 私の記憶にしっかり刻まれ その記憶は年月に色あせることなく 逆に鮮明に
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